達人のアドバイス
1月1日付けの農業新聞に掲載された集落営農のアドバイス。
①「生産費の削減話題に」
②「現状をデータで把握」
③「若者の参加が不可欠」
これって単純に、すべて今まで農村が蔑ろにしてきたことだよな.....
もちろん、今までの普及手法にも問題があったかもしれないな.....
進んでいる集落は、単にこのことが認識され行動されているだけなんだよな.....
だけど、このことを納得させるのが、結構難しいんだよな.....
もっと、強気な問いかけが必要かもしれないな!
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岩手・花巻地方水田農業推進協議会アドバイザー
大和章利さん
話し合いを前向きに進めるには、生産費をどう減らすかという話題をきっかけにするのが良いでしょう。稲作所得は10a当たり4万円を割り込み、4ha規模でもせいぜい150万円でしかありません。これでは農業を続けるのは困難です。では、どうしたらいいのか問い掛けが、担い手づくりの主要テーマです。コストに関係者の意識が向かうよう、生産費や所得の現状と、目標の試算値を示すのが有効です。
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兵庫県立農林水産技術総合センター専門技術員
森本秀樹さん
現状を客観的に数値データで把握することが欠かせません。米価がどう変わり、生産費がどうなってきたのか。高齢化率、遊休農地の割合は・・・・・。データを見せることが集落を考えるきかっけになります。そこを出発点に10年後、20年後の具体的な集落の姿を話し合うことが大切です。担い手づくりの目的は補助金をもらうことではなく、集落の農業を将来にわたって安心して続けられる構造に変えることです。
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広島県農業会議業務課長
村竹義人さん
集落の話し合いには若者の参加が絶対に必要です。高齢農家ばかりだと「機械も壊れてないし、わしの代はやれる」という自己中心的な考えに陥りやすい。でも、息子の世代は自分が農業を継いだ後のことを考えます。まず同じ感覚を持つ同世代で意見を言い合ってもらうのです。話し合いは週1回ペースで進め、あまり長い期間をかけてはいけません。熱が冷めないうちに、一気に進めるのがポイントです。
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コメント
岩手と、兵庫の方の意見に、とても惹かれます。
私も日々、アイデアを発掘中です。
広島の方が言われているように、同志が集まって、話し合いが出来たらいいなあと思っております。
もちろん、ネット上でもいいです。
投稿: norg | 2006年1月11日 (水) 21時26分
norgさんこんばんは。
ネット上の話し合い。
いいですね~
是非やってみたいですね(^^)
投稿: マーボー | 2006年1月12日 (木) 00時11分
大和さんの話、聞かせていただき、驚いたことがあります。やはり、いろいろな人のお話を聞いたり、読んだりすることが必要ですね。でも、その前に、自分でやっているからこそ、そのお話がよくわかったのではないかと思います。まずは、その場に立つことから始まるのでしょうか?
投稿: 自分流 | 2006年1月12日 (木) 01時15分
私も、大和さんの話を聞いたことがあります。
素晴らしい組織(推進)体制で、なんといってもリーダー育成の基盤ができているところが一番素晴らしいところだと思いました。
集落営農の実践にはリーダーが不可欠ですし、地域リーダーの育成や確保を積極的に行ってきた地域は、集落営農はかなり進むと思います。
集落営農を進めるためには、そうした地域リーダーを数多く育成することが本当は重要かもしれません。
ただ集落に入っただけでは、現実、なんの進展もありませんからネ。そのためにも、リードできる指導員(JA、普及員)が立ち上がらないといけないですネ(^^;
大和さんの話を聞いてそんなことを感じたのは、活動を経験したからかもしれません。そうじゃなきゃ、多分興味なかったと思います。
投稿: マーボー | 2006年1月13日 (金) 13時15分
先日、テレビで、リゾート再生の達人の特集がやってました。
社長室を持たない彼は、パソコン片手に、どこへでも行って、現場を把握しようとしています。
それでありながら、「決定」は、社員に任せているんですね。トップダウンと言うのが無いのです。
若い、やる気に満ち溢れた社員には、とても魅力のある社長でしょう。
農業では、若い後継者が不足していると言うことが、最大の課題かもしれません。活きのいい若者が、自由な発想で農業を展開できる、環境作りも、急務ですね。
投稿: アベッカム | 2006年1月13日 (金) 15時43分