先日の事ですが、とある民俗評論家の方にイイ言葉を教えて頂きました。
「ゆんたく」です。
沖縄の方言で「おしゃべりすること」をゆんたくと言うそうです。
なんかイイ言葉ですね~ (*´∀`*)
最近じゃ職場内で「ゆんたくしようぜ!」とか、座談会に行く時は「ゆんたくしてきます!」って言葉が飛び交ってます。使いやすさ抜群です!
沖縄の小さな村では、朝になると近所の人たちがとあるおばあさんの縁側に集まり「ゆんたく」するんだそうです(「ゆんたくする」だと、お茶を飲むことの意味もあるそうです)。ただのおしゃべりなのですが、例えば、
「家の畑が雑草だらけになった」と言えば、
「それじゃ、俺がトラクターで耕してあげよう」とか、
「鎌が壊れてしまった.....」と言えば、
「それじゃ、俺がなおしてあげよう」とか.....買う必要も無くなります。
ただのおしゃべりが、毎日の作戦会議のようになっているのです。
素晴らしい集落営農だなって思いました。
そして、この毎日の些細で一見無駄なようなおしゃべりが凄く重要だなぁって思いました。
まぁ毎日は出来ないけれど、集落が、いや日本人が忘れかけている重要な事なのかもしれません。
集落営農による経済性は非常に重要だけれど、最大の目的は集落に住む住民が良かったと思えること.....それは金だけじゃない何か。
限界集落が増えています.....でも、人は集落に住む。
住んでいる人は限界集落だとは言われても、実は楽しい生活を送っています。
それは、毎日顔を合わせて「ゆんたく」できる仲間がいるから。
自分の生き方がなんだか恥ずかしくもなってきます。
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